教室ブログ

探究パソコン教室キャリクラ開校1周年のご挨拶

いつも教室運営に温かいご理解とご協力をいただき、誠にありがとうございます。

おかげさまで、探究パソコン教室キャリクラは間もなく開校1周年を迎えることができます。

当教室は、教育版マインクラフトをメイン教材とし、仲間と一緒に試行錯誤しながら学ぶ、いわば「協働学習」を軸にしたパソコン教室としてスタートいたしました。

一般的なプログラミング教室では、

  • 個人でゲームやアプリを完成させる

  • プログラミングの資格や検定に合格する

といった「目に見えて分かりやすい成果」をゴールの一つとして設定しているスクールが当然ながら多いと思います。

それに対して当教室は、

「マイクラで何が身につくの?」

「マイクラカップってやってるけどなに?」

など、保護者の皆さまから見るとイメージが掴みにくい部分もあると思います。

そこで今回は、節目となる1周年に向けて、キャリクラが「どんな学びを大切にし、子どもたちに何を届けていく教室なのか」を、改めてお伝えできればと思います。

少し長くなりますが、よろしくお願いいたします。

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年間カリキュラムについて

当教室では、年間スケジュールを大きく以下の2つの期間に分けてレッスンを組んでいます。

この形式は、今後も継続していく予定です。

  • 前期(4〜8月): マイクラカップへの挑戦!

  • 後期(9〜3月): マイクラ創作&プログラミング学習

前期・後期の内容については、この後で改めてご紹介いたします。

共通していることとしては、チーム活動や技術を学ぶ過程を通じて、子どもたちの「内面の成長」を促したいという点があります。

※以下カリキュラムはイメージ図ですが、内容が細かいですので「年間カリキュラムが大枠で決まっているんだなあ」というご理解で一旦問題ございません。

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教室で学べることの本質

キャリクラが一番大切にしている学びの本質は「技術の習得」や「作品づくり」そのものではなく、「他者との関わり方」を第一に理解することにあります。

理由は、どれだけ時代が進歩しようとも、人間、子どもたちの本質は何も変わらないからです。

もちろんパソコンの教室としては、AIの進化などに伴い、学習内容のアップデートは求められ続けるでしょう。なので、先ほどの年間カリキュラムも絶対のものではありません。

しかし、どんな時代であれ、人は人と関わって生きていく生き物です。

教室では、移り変わる学習コンテンツそのもの以上に、子どもたち一人ひとりの内面にしっかりと向き合い、成長を促すことを大切にしたいと考えています。

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子どもの主体性を育むためには

突然ですが、「マズローの欲求5段階説」というものをご存知でしょうか。

  • 人間の欲求は大きく5段階で構成されている

  • 低い段階の欲求が満たされると、人はより高次な欲求を求めるようになる

という心理学の考え方なのですが、少しでも分かりやすいようイラストにしてみました。

このピラミッドの最上位には「自分らしく生きたい(自己実現)」という欲求があります。

私自身もよく「お子さまの主体性を育みたいですね」とお話しすることがあります。

しかしここで大切なのは、その下にある「仲間に入りたい(所属・愛の欲求)」「誰かに認められたい(承認欲求)」といった土台が満たされてはじめて、子どもたちの中から「自分はこうしたい!」という主体的な言動が生まれてくるということです。

そして、この土台をしっかりつくるために欠かせないのが、「他者との関わり方」を身につけることです。

「他者との関わり方」を身につける上で最初の一歩となるマナーを教室では「2つの約束」として指導しています。

もちろん、1人で集中したり自分の世界に没頭したりする時間も大切です。

しかし、現実の課題として、「他者との関わり方」を身につけることも、生きていく上では欠かせません。

なぜなら、人が本当に成長できる機会は、いつも人との関わりの中にあるからです。

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そんな、子どもたちに「教室で学んでもらいたいこと」を踏まえ、年間カリキュラムの中身についても改めてご紹介いたします。

 

前期(4〜8月): マイクラカップへの挑戦!

クラスの仲間たちとチームで挑戦する「マイクラカップ」の活動期間では、「他者との関わり方」を深く学ぶことができます。

教室として目指しているのは、甲子園を目指す野球チームをつくることではありません。

チームで取り組む過程を通じた、子どもたちの内面の変化や成長にこそ、一番大きな期待を寄せています。

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活動のポイントを一言でお伝えするなら、「楽しいだけではない、ちょっぴりハードな試行錯誤の時間」でもある、ということです。

みんなで一緒にマイクラで「自由なまちづくり」をする時間は、ほとんどの子にとっては基本的に楽しい時間ではあると思います。

しかし、全員が同じワールド画面の中で取り組むことで、子どもたちにとって"自分の思い通りにいかないストレス"を感じる瞬間も必ずあります。

例えば、

  • 「チームで自由に作っていいよ」と言われても、何をどうすればいいか悩んでしまう

  • 自分が作ったものが誰かに触られたり、勝手に見られたりして嫌だった

  • 自分の思い通りに進めたいけれどできない(「手伝ってくれない人がいてモヤモヤする」など)

実際に活動期間内では、お友だちと意見がぶつかり、トラブルになったこと・なりかけたことが何度かありました。
(※何かあった際は都度、保護者さまへご報告しておりますので、特にそういったご連絡がない方はご安心ください)

こういった時に大抵課題になるのが、やはり「他者との関わり方」になります。

そして、コミュニケーションの課題や壁を乗り越える唯一の方法、それは「相手の存在や考えを受け入れ、尊重すること(相互の理解)」です。

個性もこだわりも異なる子どもたちが集まり、一つの作品をつくり上げる。

この協働と対話のプロセスの中で、子どもたちは時間をかけて次第に「チームで協働する力」「他者を思いやる心」を育むことができると考えています。

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お互いを尊重し、認め合える関係性が芽生えると、先ほどお伝えしたピラミッドの「所属欲求」や「承認欲求」が自然と満たされていきます。

すると子どもたちは、「自分はこの場所でどんなことができるだろう?」「こんなアイデアを試してみたい!」と、主体的に考え行動できるようになっていくのです。

教室ではピラミッドの上3つを安心安全に満たせる環境をつくりたいと考えています。

ちなみに、マイクラカップ活動期間の成果物を、保護者の方や他のクラスのお友達にお披露目するイベントを教室では企画しています。(9月予定)

子どもたちがどんなことを考えて、どんなものを作ったのか、そこにどんなアイデアや葛藤が詰まっているのか。

保護者の皆さまには、ぜひ作品やお子さまの話をしっかり見て聞いていただいて、活動の成果を認めてあげてほしいなと思います。

また、マイクラカップで予選(参加者同士によるオンライン投票)を通過することができれば、中国エリアの地区大会に出場して、審査員の前で発表する機会が得られます。

自分たちの努力や作品がより多くの人に認められる経験も、子どもたちのより大きな自信に繋がるはずです!

狭き門ですが、もし予選を突破できたチームは、ぜひ地区大会の舞台で発表しましょう!

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後期(9〜3月): マイクラ創作&プログラミング学習

マイクラカップのオフシーズンでは、技術的なスキル学習(プログラミングやマイクラのコマンド等)を中心に、全員が楽しくスモールステップで繰り返し学べるカリキュラムを計画しています。

といっても塾のような教え方ではなく、ある意味マイクラカップの活動期間と同様、自由な創作や遊びをベースにみんなで楽しく学ぶという方針です。

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そして、ここでも技術の習得は学びの本質ではなく、「まずはやってみよう!」といった失敗を恐れない挑戦心、そして「やればできる!」と思えるような自己効力感を育みたいと考えています。

教室に限った話ではないですが、「できるか分からないからやらない」という心のブレーキを自分でかけてチャレンジをためらう子は本当に多いです。(実際にはその気持ちを言語化できているわけではないので、「めんどくさい」の一言で片付けてしまいます)

タイピング練習でも、プログラミングでも、マイクラの作品づくりでも、たくさん失敗してもOKです。むしろ、たくさん失敗を経験してほしいです!(笑)

そんな試行錯誤を乗り越えた先に得られる「できた!」という気持ちは、次の意欲や成長へと繋がっていくはずです。

 

自分の人生を、自分の手で切り拓いていこう!

パソコン教室としては、少し大げさな話に聞こえるかもしれません。

しかし子どもたちには、「自分の人生を自分で選択して生きていってほしい」と、1人の大人として心から願っています。

当教室の名前「キャリクラ」は、次の2つの言葉を組み合わせた造語です。

  • Career(キャリア): 職業だけでなく「自分らしい生き方」そのもの

  • Craft(クラフト): 自分の頭と手を使い、試行錯誤しながら形にしていく姿勢

だからこそ教室では、「こうしなさい」と指示を出すのではなく、「あなたはどうしたい?」と問いかけることをいつも大切にしています。

一見すると「マイクラで自由に遊んでいる教室」に見えるかもしれません。半分間違ってはいませんが(笑)

ですが、その自由を通じて

「自由には選択と責任が伴うこと」

「人生の主体は自分自身であること」

という感覚の土台を育むこと。

それこそが、将来子どもたちが自分らしい生き方を自分の手で切り拓いていく確かな足がかりになると、私は信じています。

子どもたちは皆、かけがえのない個性や才能を胸に秘めています。

自分はどんなことが好きで、どんなことに心が動くのか。

……とはいえ、自分の本当の魅力や強みは、大人であっても見つけるのが難しいものです。本屋さんに行けば、「自分探し」をテーマにした本がたくさん並んでいるのがその証拠かもしれません。

子どもたちが「自分のこと」を深く知るためには、多様な他者との関わりは欠かせません。

(これから先、ドラえもんAIのような存在が子どもたちをサポートする時代が来るかもしれませんね。でも、のび太くんはドラえもんの言いなりではありません。そしてジャイアンやスネ夫もまた、のび太くんの人生を豊かにしてくれる存在です。)

これからも、様々な個性が集まるこの教室で、子どもたち一人ひとりに寄り添い、共に成長していきたいと思います。

開校2年目に入るキャリクラも、どうぞよろしくお願いいたします!

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